メタボ対策

メタボリックシンドローム

最近よく「メタボ」という言葉を耳にするようになりました。「メタボ」と
は「メタボリックシンドローム」のことです。
最近では、健康診断のときにもメタボ診断が普通に行われるようになってき
ました。メタボは生活習慣病などと関連して人体に様々な悪影響を及ぼして
きます。具体的にどういった病気と関係してくるのか挙げていきます。
メタボと関連性がある病気としては、糖尿病や高脂血症、脳卒中や高血圧、
心臓病や肥満症などがあります。自分では気がつかないうちに症状が進行し
ていっている場合があります。
生活習慣病は40 代を境として急速に増え始めるため早めに対策をとる必要
があります。また様々な病気を引き起こす要因となる動脈硬化とメタボも密
接な換気にあります。
生活習慣病によって動脈硬化は引き起こされます。メタボの場合、単体で生
活習慣病になるよりも複数の生活習慣病にかかるリスクが何倍も高くなっ
てしまいます。動脈硬化になると、ガンや脳卒中や心臓病などになる危険性
も高くなります。
生活習慣病の場合、自覚症状がほとんどないままに進行していくため「サイ

レントキラー」と呼ばれています。
血管が詰まることによって脳梗塞、心筋梗塞、尿毒症などが引き起こされま
す。糖尿病の場合は特に、症状が進んでいくことで神経障害や網膜症といっ
た合併症を引き起こす危険性もあります。そのため生活習慣病にかかってし
まう前に、まずはその原因となるメタボについて早期に対策をとる必要があ
るのです。
メタボ対策

特定健診

平成20 年の4 月からメタボの特定健診が義務化されました。義務化を実施
しているのは加入者本人にではなくて、健康保険組合などを運営している自
治体や企業に対してです。これがよく言われる「メタボ検診」です。
特定健診を行う目的は、メタボの予防対策や早期発見するための対策、メタ
ボ治療を早期に促すことによって生活習慣病の発症を抑制して医療費削減
をしていこうとするものです。
過去に調査されたところでは40 歳以上74 歳以下の男性でメタボ予備軍は2
人に1 人、女性は5 人に1 人だったそうです。医療費にしてみると医療費全
体の3 割を占めるそうです。
そこで厚生労働省が考えだしたのがこのメタボ健診です。対象は40 歳から
74 歳で、メタボリックシンドロームへ重点をおいた検診制度です。
特定健診を受けてメタボあるいはメタボ予備軍と診断されたら、所属してい
る健康保険組合から保健指導を受けるよう通知があります。そのため指定さ
れた期間、保健指導を受けなくてはいけません。
保健指導は、医師や保健師や管理栄養士によって、メタボを改善するための
食事や運動プランを決めて目標を立てていきます。そこから6 ヶ月間目標達

成のために決められたプランを実施していかなければいけません。
さらにこの保健指導によってもメタボが改善できなかった場合にはペナル
ティを課せられてしまいます。ペナルティとは、企業の健康保険組合などに
課せられるもので、罰金が課せられます。
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メタボ検診のメリットとデメリット

メタボ検診のメリットは、生活習慣病を早期発見することができるため、専
門家からサポートを受けて早期に対策をとることができることです。生活習
慣病を予防する効果もあります。
メタボ検診のデメリットは、義務化されたことによって半強制的に検診を受
けなくてはいけなくなったことです。もちろん受診しなかったからといって
罰則が課せられるわけではありません。
検診費用に関しては市区町村によって違いがありますが、基本的には有料と
なっています。しかしメタボリックシンドロームを早い段階で発見して対策
をとり、治療をすることができることで生活習慣病を予防することができる
ため結果的には医療費が安くなり損はないと思います。
メタボ検診では検査結果が出るだけではなく、メタボと判定されるとメタボ
解消のために保健指導を受けなければいけません。メタボを発見するだけで
はなく、メタボを解消して生活習慣病を予防、対策するのが大きな目的とな
っているのです。
メタボ検診では、お腹のサイズを実測します。腹囲が男性は85cm 以上、女
性は90cm 以上ある場合、あるいはBMI が25 以上ある場合で次のいずれか1

つ以上該当するとメタボと診断されて保健指導を受けます。
1 つ目は空腹時の血糖値が100mg/dl 以上かHbA1c5.2%以上。2 つ目は中性脂
肪が150mg/dl 以上であるかHDL コレステロールが40mg/dl 未満である場合。
3 つ目は収縮期の血圧が130mmHg 以上か拡張期の血圧が85mmHg 以上の場合。
4 つ目は1 つ目から3 つ目のどれか1 つに該当していて喫煙習慣があるとカ
ウント1 つ追加されます。
このようにして腹囲とBMI が基準値以上だったとしてすぐにメタボに該当
して指導を受けるわけではありません。腹囲あるいはBMI が基準値以上でか
つその他の検査項目で1 つ以上該当すると指導を受けるのです。
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メタボ予防

メタボ検診が始まったので40 歳から74 歳の対象年齢の人も、そうではない
人も生活習慣病を予防するため健康維持のためにメタボの予防と対策をす
ることが健康的に生活していく上で欠かせないこととなります。
具体的にメタボを予防するためにどういった対策をとっていけばいいのか
考えてみます。
メタボ対策をする上では基本的なことは食事です。次のような点に気をつけ
て食生活を送るようにしてください。メタボにダメな食生活は、肉類中心の
食生活であること。もちろん肉類を食べていけないわけではありませんから、
適量ならば問題はありません。
ファーストフードやスイーツやお菓子を食べすぎること。インスタント食品
を中心とした食生活。糖分や塩分を過剰に摂取すること。暴飲暴食をするこ
となどです。
反対にメタボにとっていい食生活は、塩分に注意した和食中心の食生活であ
ること。魚介類や野菜、海藻類、大豆製品を中心とした食生活であること。
ただし野菜を食べるときにドレッシングには注意をしてください。
また魚ではマグロなど脂がたくさんのっているものは食べすぎに注意をし

てください。就寝前に食べたり朝食を抜いたりしないで規則正しい時間に食
べること。ゆっくりと噛んで食べること。飲み物は水やお茶にすること。
こういった食生活をすることがメタボ対策に効果的だと言えます。だからと
いって偏った食生活は病気を引き起こす元にもなるので、バランスの良い食
生活をするように心がけてください。
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効果的な運動

メタボ対策に有効なのは食生活を見直すことと運動をすることです。食生活
だけを見直してメタボ予防や対策をすることは難しいと思います。そのため
メタボ予防や対策のためには適度な運動が必要となります。
メタボの大敵である「内臓脂肪」は有酸素運動によって落とすのが最も効果
的なのです。運動と言われると、ジムに通ったり毎日走ったりしなければい
けないと思う人もいると思いますが、特別運動の時間を設けなくても日常生
活の中でメタボを予防するのに効果的な運動をすることは十分にできます。
それでは日常生活の中でできる効果的な運動をいくつか紹介していきます。
エレベーターやエスカレータを使わないようにして、極力階段を使うように
します。自転車通勤をします。電車では座らないで立つようにします。毎日
1 駅分、30 分くらいは散歩感覚で歩くようにします。2 日か3 日に一回は部
屋掃除やお風呂掃除をするようにします。家で毎日軽くストレッチをします。
このようにして簡単に日常生活でできる運動を毎日続けることでメタボ予
防にかなり効果を発揮します。無理してジムに通うとか走る必要はないので
す。
逆にメタボ対策のためにと激しい運動や無理な運動をして体を壊してしま

ったり、長続きしなくて運動がストレスになったりすると逆効果になります。
継続することが大切なのです。
内臓脂肪を落とすためには短時間激しい運動をするよりも、長時間軽い有酸
素運動をする方が効果はあります。メタボでは皮下脂肪より内臓脂肪が問題
です。内臓脂肪はつきやすくて落としやすいものだと言われています。規則
正しい食生活と継続的な運動をしてメタボを予防していきましょう。
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